【独学で一級建築士】課金するなら“資格学校”じゃない。時間を買う。

こんにちは、お茶島です。
地方のアトリエ系の設計事務所で働きながら、2026年度に一級建築士を独学で受ける予定です。

「独学でいけるの?」
「働きながら勉強ってムリじゃない?」

正直ちょっと不安になりますよね。
私も最初はそう思ってました。なんなら今も思ってます。(怖)

この記事では、資格学校に通わずに合格を目指す私が、
“お金の使い方”を見直して、どうやって勉強時間をつくるのかをまとめました。

2026年度試験にいかにして独学で挑むのかを書き残しておきたいと思ったんです。

「予備校より生活に課金するってアリかも」と思った方は、ぜひ読んでみてください~


目次

一級建築士をほぼ独学で受けてみた話(M1で落ちた理由)

一級建築士の試験を初めて受けたのは大学院1年のとき。
お母さんに受けとけって言われていやいや受けたのでモチベはめっちゃ低かった笑

そのとき使っていたのは通信講座のStudying。
内容やカリキュラムはかなり良かったし、通学不要で進められるのもありがたかった。

ほんで、普通に落ちた。

まあそもそもモチベ低かったので仕方ないんですけどね。
12月ごろから割と本腰入れて大学や予定のない日は一日中勉強してたんですが、普通に落ちました。

一番の原因は、圧倒的に過去問演習が足りなかったこと。
テキストを読んで満足してしまって、アウトプットが全然できてなかった。
1冊1.5周くらいしかできてなかったんですよね。

その経験から、「1年ぐらいかけて、繰り返し丁寧に勉強する必要がある」と気づきました。

でも逆に、「1年ちゃんとやったら受かるな」とも思ったんです。
それが、今回の1年計画を立てるきっかけになっています。

資格学校に通っても落ちる?−私の同期たちの話

あの年は、私の所属してた研究室から6人くらい受験してて、そのうち何人かは有名な資格学校に通ってました。
(大手のN建やS合資格だったと思います)

でも、全員普通に落ちてた。

そして、院に行かずに就職した友人は独学で受かってた。
(これは彼女が仕事終わりにめちゃくちゃがんばったから)

これは「資格学校は意味ない」って話じゃなくて、結局は本人の努力次第なんだなと思ったんです。
授業を受けて満足してしまうとか、仕事が忙しすぎて復習ができないとか。
予備校に通ってても、受からない人は受からない。

でもそれって裏をかえせば、受かる分の勉強すればどんな環境でも受かる。

そもそも自分で勉強し続けられる環境作りが大事なんだと思いました。


【通学コストに注意】資格学校の移動時間、ムダじゃない?

資格学校に通うって、授業料以外にも「時間」というコストがかかります。
片道30分〜1時間の移動を週に何回もするとなると、月に10時間以上が移動で消える計算。地味にデカい。

「移動中に動画を見ればいいじゃん」って声もあるかもしれないけど、私は静かな空間で机に向かって集中する方が圧倒的に効率がいいと思ってます。

だったらその時間、家で過去問1セット解いた方がよくない?
私はそう感じたから、通学に時間を使うより、家で快適に勉強できる環境づくりに課金することにしました。

お茶島

私の場合、田舎で働いてるから、そもそも資格学校に通うのに時間がかかりすぎる。「オンライン受講なら結局家でやるから独学でもそんな変わららんやろ」って判断!

しば

都会住みの人やともう少し悩むんやろな。通おうと思えば通えるし。


私の戦略:「資格学校じゃなく、生活に課金する」

一級建築士の学科試験に合格するには、だいたい1,000時間の勉強が必要って言われてます。
この時間を確保するには、気合とか根性より、生活の設計が大事。

私は、「勉強のために生活を犠牲にする」のではなく、生活のなかに自然と勉強を組み込めるように工夫することを重視しています。

そのために、生活を効率化して「勉強時間を生むための課金」をすることに。


実際に私が買った“時間を生む道具たち”

アイテムかかったお金得られたもの
線引き済みの法令集約20,000円約20時間の時短+見やすいインデックス
食洗機(タンク式)約3万円毎日30分の時短 → 年間180時間の余白
低温調理器(ボニーク的なやつ)約1万円食事の準備と片付けの負担が激減

線引き済みの法令集は本当におすすめ。
メルカリで大量に売ってます。(違法じゃないよ)

線引きで覚えるというけれどそれはまやかし。
問題解いて法令集を引くのを繰り返すことで定着していきます。

あと、メルカリで売ってる人は線引きに慣れてるので自分で引くより綺麗で見やすいです。
(私のように雑な人間は課金ポイント)

私は自炊をしているので、とりあえずは食事まわりを機械頼みにすることにしました。
もうすぐ貯金が貯まるので、乾燥機付き洗濯機も買う予定です。


ちなみに、これが私のかわいい食洗機


食洗機、ほんとに最高。
もうこいつ無しでは生きていけない。

お昼のお弁当と夜ごはんのお皿がちょうど入るくらいです。
私のライフスタイルのために作られたかのようにぴったり入る。

賃貸ですが置き型なので場所さえあれば使えます◎

食洗器を買うことはほんとにおすすめです。

毎日30分くらいかかってた洗い物が消えて、食後に「洗い物やだなー」ってだらだらすることも減りました。

その分早く寝られて朝活の時間が増えます。

おかげで今は、平日の朝に2時間、しっかり勉強できるルーティンが完成しました。
1日30分×365日で180時間。これが3万円で買えるなら、私は迷わず買う。

今はこの2時間の朝活時間をブログ書いたり、投資の勉強したり、本読んだりする時間に使ってます。


【勉強時間の目安】一級建築士に必要な1000時間、どう確保する?

日常生活の細かい時間を削減するために家電を導入。
残業はしない。無駄な飲み会も断る。

今のペースは、

  • 平日:朝に2時間(週5日で10時間)
  • 土日:2日合わせて最低でも4〜8時間、多い時は15時間くらい

このまま1年続けたら、自然と1,000時間に到達する計算です。
このゆるっとプランだと、月に何回かは友達と遊んだりもできます。

私は詰め込み型ではなくて、実務にもつながるような“定着する知識”を積み上げていきたいと思っています。
そのためには長期にわたって触れ続けるのが大切。

1度やったことでもある程度たったら忘れてしまうのが人間なので。

お茶島

実務やってると、自分の知識がまだまだ浅いって感じる場面多いんですよね…。

しば

だからこそ、資格のためだけじゃなく、ちゃんと自分の血肉になるような勉強をすんのが大切ってことやな。


私は“のんびり型”で合格を目指す。ゆる独学のすすめ

私は「この数ヶ月で追い込む!」みたいなタイプじゃないです。
長期間に続けて習慣化する方が心理的にもストレスがなくて成功率が上がる人間です。

大事にしてるのは「止めないこと」。

のんびりでも、続けていれば必ず積み重なる。
それに、調子がいい時はガッとブーストかけられるし、燃え尽きないのがこのスタイルの強みだと思ってます。

私はとても欲張りなので、徹夜も嫌いだし、友達や彼氏とも遊びたいし、たまには旅行にも行きたい。
そんな生活を手放したくない人こそ、「ゆる独学」はアリなんじゃないかな。


私の1年スケジュール(予定)

2025年7月から学科の勉強を始めて、2026年の試験までに仕上げていく予定。
ざっくりこんな感じで進めるつもりです。

  • 7〜9月: 平日2h+土日4hくらい
    得意な構造を早めに固める。そのほか暗記で苦手な部分(施工あたり)をこつこつ積み上げ。余裕あるうちに事例集を覚えていこうかな、楽しいし。
  • 10〜12月: 勉強時間を土日8hに拡張
    2026年度版法令集出たら即購入(もちろん線引き済みのやつ)。法規をスタートしつつ、その他の教科を回して定着していく。
  • 1〜3月: 土日10h〜に拡張
    ここら辺から過去問演習と模試で実戦力をアップ。細かいところを詰めていくフェーズに。
  • 4〜6月: 土日10h〜を継続
    苦手分野の補強と直前期の演習サイクルへ。余裕あるなら6月ごろから製図にも取り組みたい。

ポイントは、「生活を崩さないこと」。
無理なく続けていくことが一番大事だと思ってます。

かなり余裕ある組み方なので、早めに製図対策に入ることができると思います。

実際にやってみたら

「ここがダメだ」
「ここはこんなにかけなくていいな」

など出てくると思うので、その後の調整とかもレポしていこうと思います。
まだ勉強スタート前なのでざっくりこんな感じでいこうかなってくらいです。


今どきの独学は“ひとりじゃない”!頼れるツールと仲間たち

独学って聞くと、「全部自分でやる」「孤独」ってイメージがあるかもしれません。
でも今は、そんな時代じゃない。

  • 法令集の線引きは外注できるし
  • SNSでは独学仲間が進捗や教材をシェアしてるし
  • ChatGPTやYouTubeでわからないことは即解決できる

むしろ今は、「人やツールに頼れる人」が強い時代。
独学=孤独じゃなくて、独学=自由で柔軟なスタイルに変わってきてると思います。

お茶島

私も勉強スタートしたらXやThreadsで発信するので、一緒に頑張ってくれる人いたら嬉しいです〜


まとめ:試験は「根性」じゃなく「設計」で乗り越える

一級建築士の試験って、たしかにハードルは高い。
でも、乗り越えるために必要なのは、根性でも高額講座でもなくて、

“勉強できる生活”をどう設計するか

だと思っています。

私は、建築設計の仕事をしてる人間として、自分の暮らしもちゃんと「設計」していきたい。
それが、試験勉強にもつながると思う。

この勉強プロセスそのものも、自分にとっての建築的実践のひとつだと感じています。

タスク管理の下手な人がた〜くさんいる業界なので、生活の設計ができることはこの業界で生きていく上でなくてはならないスキルだと思います。

そうでもしないと自分がすり減ってしまうから。

資格学校じゃなく、生活に課金する。
このやり方で、私は独学でも合格をつかみにいきます。

頑張るぞ〜🔥🔥🔥

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この記事を書いた人

アトリエ系設計事務所勤務。
建築が好き。設計も楽しい。
でも自分をすり減らしてまで建築し続けるのは苦しい。
のんきに楽しく建築やれる道を探してます。

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